「生物産業界を担うプロフェッショナル育成」:九州大学大学院生物資源環境科学府

奈良女子大学・九州大学協働企画 IN 九大

今年度 7 月より開始した奈良女子大学との院生協働企画もいよいよ今期の最終回を迎えました。

前回のシンポジウムを終えて「次回は九州でシンポジウムを!」とも考えておりましたが、まずは企画を振り返ろうじゃないか、という学生の声が挙がりました。

同じ大学内であれば気軽に反省会も出来るのですが、違う大学、そして関西と九州という距離も離れた場所では、なかなか顔を合わせることができません。そこで、今回は新たにシンポジウムを九州で開催するのではなく、奈良女子大学の院生に福岡まで訪問してもらい、「反省会」を実施することになりました。

反省会を実施する。とはいえ、年が明けるとみなさんかなり忙しい時期に突入します。
修士課程の学生は、就職活動だったり修士論文だったり。博士課程の学生も自身の研究にも追われつつ、後輩の指導にも熱が入っています。前期に比べて、みなさん「時間」についてかなりシビアな状況です。

そういったわけですから、会のために
「如何に、短い時間で最大限の効果を望むか。」
といったことにシンポジウム以上に意識したように思います。

事前に話しあう内容をメール回議で決定し、そして当日の進行の仕方についても事前に話し合いました。ミーティング中に、発言しづらいといったようなことがないようにと、いきなりの挙手制の反省会ではなく、一旦グループを大学混合で編成し、テーマに沿った話し合いを行った上で、その結果を発表しあう、というような工夫も取り入れられました。事前の打ち合わせ時間は決して多くはありませんでしたが、それでも皆さんの意識が高く、感心することばかりでした。


さて。いよいよ当日。

奈良女子大学のみなさんが到着して、すぐに会は開始です。


久しぶりの顔合わせ:さっそくグループ分けを行いました


テーマは、大きく 2 つ。
1. シンポジウム当日および準備過程におけるよかった点、悪かった点
2. 次回開催に向けての提言

両大学7名ずつ、合計 14 名の学生が 2 つのグループに分かれての話し合いが始まりました。




グループ討議:真剣な顔と笑顔が同居するとても発展的な討議でした



具体的な内容は、ここでは省かせていただきますが、私が伺っていて、はっとさせられたのは<「お互いの背景からくるイメージの違いを配慮し合いたい。」ということでした。

協働企画を学生に通知したのが夏です。

それから、学生はシンポジウムを行うことを決め、テーマを決め、実際に会を成功させるまで、3 回しか顔を合わせる機会はありませんでした。お互いによく知り合う仲での作業では疑問に思わないようなことでも、こういった状況での作業は常にお互いの状況が見えず、気遣うつもりが「遠慮」といった形で顔を出しそうになります。とはいえ、遠慮していては会の企画が進まないわけですから、相当な努力をしたことが、この反省会での発言にも感じ取れました。

ですが、さすが協働企画をやり遂げた人たちです。反省会、という短時間の中で見事に前向きな解決策を考えてくれました。

ブログや研究紹介などを通じて、まずお互いを知ろう。と。

ブログ、というのはなかなか今風の案だなぁと思います。
そして、研究紹介というのは新しい協働企画に十分にそれだけでなる話です。

誰かと一緒に働く、というのはお互いの共通した目標が絶対条件だと思います。この場合ですと、「企画の成功」ということでしょうか。

そして、その目標への近道は、お互いに対する「理解」あるいは「理解しようとする前向きな態度」なのかもしれないと、反省会に参加して感じました。

完全に「理解」するのは、大変な時間もかかりますし、そもそも無理な話なのかもしれません。ですが、理解しよう。と思えることが大事なのだと思います。相手が異分野の人であり、距離も時間も制約がある状況であることを意識した上で、この会で互いの声としてこのような提案が挙がったことが、この企画が、「成功」した証なのかなと感じました。




グループ発表後に総合討論を行いました:是非来年度も続けましょうという結論に感動しました




半年以上をかけてのこの企画でしたが、今年度はこれで最後となりました。
また、支援室は今年度のみなさんのがんばりを活かした企画を来年度も立案していきたいと思っております。

最後になりましたが、参加してくれたみなさん、本当にありがとうございました。
今後のみなさんに、何かしらの糧が残せていれば幸いです。




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