「生物産業界を担うプロフェッショナル育成」:九州大学大学院生物資源環境科学府

講義情報

ナレッジマネージメント実践論 開講のお知らせ(変更あり)


ナレッジマネージメント実践論 開講のお知らせ




後日開催予定としておりました三和種類での講義は、日程調整がつかず、中止となりました。本年度の外部講義は、久原本家のみで行います。



ナレッジマネージメント実践論の講義のポイントは「創発」です。まず、創発を生み出す思考法および知の再生産プロセスについて、企業より講師を迎えお話しいただきます。ナレッジマネージメントにおけるコミュニケーション論にも言及します。フィールドワークでは、創発の現場での調査活動を行い、現場の方々との討論を行います。


講義
日時:平成 24 年 9 月 25 日(火)10:30−12:00
     暗黙知が豊富な『食』に見出す新価値とそのビジネスマネージメントについて
      久塚智明 九州大学客員教授・(株) FBTプランニング代表取締役社長
日時:平成 24 年 9 月 26 日(水)10:00−17:00
     自律的な秩序形成と創発を生み出す環境 (10:00〜12:00)
      割石博之 九州大学基幹教育院・教授
     現場起点が他事業開発の KFS(成功の鍵)(13:30〜14:30)
     総合商社における新事業開発の実態と課題
      日高幹生 ダズリング・ナイン(株)代表取締役 CEO
     コミュニケーションで変わる価値    (15:00〜16:30)
     コミュニケーションについて・これからの日本について・市場創造について
      新村茂夫 九州大学非常勤講師
             (株) アサツー ディ・ケイ 価値創造プランニング本部シニアプロデューサー
     情報交換会(参加自由・参加無料)   (16:45〜18:30)
場所:21 世紀交流プラザ I 1F 多目的ホール(噴水前)
   ただし、26 日午前中は 21 世紀交流プラザ I 2F 講義室 A

フィールドトリップ
場所:25 日 茅乃舎(久原本家)13:30 現地集合



講義パートでは、企業よりお三方(+支援室長)に登壇いただき、全体として物語のある講義を提供します。

新たな価値を生み出すという文脈で、まずはものつくりを代表して、元味の素(株)取締役・食品研究所所長(現・コンサルティング会社代表取締役社長)九州大学客員教授・久塚智明氏より「食」に見出す新価値という切り口でお話しいただきます。

次に、つなげることで価値を実体化する役割という観点から、元三菱商事(株)国際戦略研究所企画チームリーダー(現・コンサルティング会社代表取締役 CEO)日高幹生氏より、現場起点型事業開発成功への鍵についてお話しいただきます。

最後に、価値を明文化して消費者につなげるという立場より、日本有数の広告代理店(株)アサツー ディ・ケイ 営業総括 シニアディレクター・ 価値創造プランニング本部 シニアプロデューサー・ アラ☆ダン研究所所長 新村茂夫氏より、コミュニケーションで変わる価値という観点よりお話しいただきます。実話をベースとしたテーマでのグループワークも行います。

また支援室長より、創発とは・創発を生み出す環境について講義します。



これからのキャリアパスを考えている皆さんやこれからのキャリアに向け野心あふれる皆さんに向け、情報収集とディスカッションの場を提供します。

二日目の講義終了後、講師の皆様を交えた情報交換会も開催します。講義内容だけでなく、面接や ES のコツについてもざっくばらんに意見交換できる場にしたいと思っています。


ところで、聞き慣れない単語の羅列ですよね。以下を参考に、何を学ぶために受講するか、各人が考えてきて下さい。きっと、研究の展開にも役立つはずです。


創発
部分の性質の単純な総和にとどまらない性質が、全体として現れることである。局所的な複数の相互作用が複雑に組織化することで、個別の要素の振る舞いからは予測できないようなシステムが構成される。


ナレッジマネージメント 情報マネジメントより抜粋
経営学者ピーター・F・ドラッカーは『ポスト資本主義社会』(1993 年)で、知識経済においては知識だけが新たな価値の源泉として「唯一意味のある資源」だと指摘したが、その唯一の経営資源である知識は簡単に陳腐化するものである。組織としての競争力を劣化させないためには、常に組織内で新たな知の創造を繰り返していくことが必要なのである。知の再生産プロセスとして野中・竹内(一橋大教授)が組織的知識創造の理論として提出したのが、SECI モデル(下参照)である。これは、知識は個人に依存するという西洋哲学的な視点から離れて、個人と組織は知識を通じて相互作用するという前提に立ち、組織メンバー各人が持つ知識(暗黙知と形式知)の絶え間ない交換と実践によって、知の再生産を促進するサイクル(スパイラル)を形成することを目標とするプロセスモデルである。

・共同化(Socialization)
 共体験などによって、暗黙知を獲得・伝達するプロセス
・表出化(Externalization
 得られた暗黙知を共有できるよう形式知に変換するプロセス
・連結化(Combination)
 形式知同士を組み合わせて新たな形式知を創造するプロセス
・内面化(Internalization
 利用可能となった形式知を基に、個人が実践を行い、その知識を体得するプロセス



フィールドトリップ(25 日)

本年度は、福岡の企業・久原本家が経営する「茅乃舎」を訪問します。茅乃舎は自然食レストランとして成功を収め、食事だけでなく、食をテーマとした講習会や伝統食をはじめとする各種料理教室、音楽と食事のコラボ「スローなる夕べ」など多彩な参加型イベントを提供しています。また、近年は「茅乃舎だし」の通信販売で大成功しています。

茅乃舎さんの経営理念や戦略について、お話を聞かせていただきながら、受講生から新たな商品戦略やイベント戦略の提案をしてもらいます。



教職員の方のオブザーバー参加もお待ちいたしております。受講希望の教員の方は、支援室までメールを送付下さい。

講義に関する質問等は、支援室までメールでお願いします。





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