「生物産業界を担うプロフェッショナル育成」:九州大学大学院生物資源環境科学府

講義情報

ナレッジマネージメント実践論 開講のお知らせ


ナレッジマネージメント実践論 開講のお知らせ



ナレッジマネージメント実践論の講義のポイントは「創発」知の再生産プロセス」です。ナレッジマネージメントにおけるコミュニケーション論にも言及します。フィールドワークでは、創発の現場での学びの機会を提供します。


講 義
日 時:平成 25 年 10 月 19 日(土)10:00〜17:00
日 時:平成 25 年 10 月 20 日(日)09:30〜11:30
場 所:21世紀交流プラザ II 2F 講義室 1


フィールドワーク
日 時:平成 25 年 10 月 20・21 日(日・月)
日 時:講義終了後移動(現地で講義・ワーク) / 21日昼 現地解散
    宿泊が難しい学生は相談ください。
場 所:豊後大山 ひびきの郷(株式会社おおやま夢工房)
    

講義日程・講師
 19 日 10:00 割石 博之・九州大学基幹教育院 教授
 19 日 10:00  創発を生み出す環境とは:秩序は自律的に形成するのか?
 19 日 13:00 久塚 智明・九州大学 客員教授
 19 日 13:00 久 塚 智 明・(株)  FBT プランニング代表取締役社長
 19 日 13:00 久 塚 智 明・元・味の素 (株) 食品研究所所長・執行役員
 19 日 13:00  暗黙知価値の形式知化を通じたビジネスマネジメントについて:食品ビジネスを例に
 19 日 15:15 日高 幹生・九州大学 非常勤講師
 19 日 15:15 日 高 幹 生・ダズリング・ナイン (株) 代表取締役 CEO
 19 日 15:15 日 高 幹 生・元・三菱商事 (株) 国際戦略研究所企画チームリーダー
 19 日 15:15  現場起点型の事業開発:総合商社的ビジネスセンスの勘所
 19 日 17:00 交 流 会 (なんでも相談会)

 20 日 09:30 新村 茂夫・九州大学 非常勤講師
 20 日 10:00 新 村 茂 夫・(株) アサツー ディ・ケイ 営業総括シニアディレクター 兼
 20 日 09:30 新村 茂夫・            ストラテジックプランニングシニアプロデューサー
 19 日 15:15  コミュニケーションで変わる価値
 20 日 11:30 豊後大山 ひびきの郷へ移動(日田バスセンターからバス移動)
 20 日 14:30 新村 茂夫
 19 日 15:15  これからのニッポンについて
 20 日 16:00 豊後大山 ひびきの郷・緒方総支配人と一緒に考える自律型地域振興
 20 日 16:00 
21 日 10:00 グループワーク
 20 日 12:00 解散(日田バスセンターまでバス移動)

費 用
往復の高速バス(福岡ー日田)代は各自の負担となります。受講者で 4 枚綴り回数券を購入すると片道 1,400 円になります。日田バスセンターとひびきの郷間は無料送迎バスあり。宿泊代と温泉入湯料は無料。




講義パートでは、企業よりお三方に登壇いただき、全体として物語のある講義を提供します。

新たな価値を生み出すという文脈で、まずはものつくりを代表して、久塚智明氏より、見えない未来市場を推定する力を養い、市場に新価値を提供する人材となるためのナレッジマネージメントの具体例をお示しいただきます。

次に、つなげることで価値を実体化する役割という観点から、日高幹生氏より、現場起点型事業開発成功への鍵についてお話しいただきます。様々な総合商社のビジネス事例を入口に、それらを貫く思想と行動原理から、世の中に新しい事業を創造するために必要なセンスや着眼、行動様式を学びます。


最後に、価値を明文化して消費者につなげるという立場より、新村茂夫氏から広告代理店業務の実際と、ブランドとは? 価値とは? を探りながら、コミュニケーションの重要性について一緒に考えます。また、少子高齢国家ニッポンの現状と今後のマーケットについて、わかりやすく、また、独自の視点で捉えた話をいただきます。後半は、ひびきの郷での講義になります。


また支援室長による講義では、創発とは・創発を生み出す環境について言及します。皆さんのこれからの活躍には、知識をつなげ、人とつながりを持って行くことが重要になると思います。組織の中での自己最適化、前例のない事例に果敢に挑戦するためのメンタリティーについて、一緒に考えてみませんか。



これからのキャリアパスに悩んでいる皆さんやこれからのキャリアに向け野心あふれる皆さんに向け、情報収集とディスカッションの場を提供します。

初日の講義終了後、講師の皆様を交えた交流会も開催します。講義内容だけでなく、面接や ES のコツについてもざっくばらんに意見交換できる場にしたいと思っています。

また、ひびきの郷においても、大山の方々との交流会と新村氏による「なんでもかんでも相談会」を開催する予定です。



ところで、聞き慣れない単語の羅列ですよね。以下を参考に、何を学ぶために受講するか、各人が考えてきて下さい。きっと、今行っている研究の展開にも役立つはずです。


創発
部分の性質の単純な総和にとどまらない性質が、全体として現れることである。局所的な複数の相互作用が複雑に組織化することで、個別の要素の振る舞いからは予測できないようなシステムが構成される。


ナレッジマネージメント 情報マネジメントより抜粋
経営学者ピーター・F・ドラッカーは『ポスト資本主義社会』(1993 年)で、知識経済においては知識だけが新たな価値の源泉として「唯一意味のある資源」だと指摘したが、その唯一の経営資源である知識は簡単に陳腐化するものでもある。組織としての競争力を劣化させないためには、常に組織内で新たな知の創造を繰り返していくことが必要なのである。知の再生産プロセスとして野中・竹内(一橋大教授)が組織的知識創造の理論として提出したのが、SECI モデル(下参照)である。これは、知識は個人に依存するという西洋哲学的な視点から離れて、個人と組織は知識を通じて相互作用するという前提に立ち、組織メンバー各人が持つ知識(暗黙知と形式知)の絶え間ない交換と実践によって、知の再生産を促進するサイクル(スパイラル)を形成することを目標とするプロセスモデルである。

・共同化(Socialization)
 共体験などによって、暗黙知を獲得・伝達するプロセス
・表出化(Externalization
 得られた暗黙知を共有できるよう形式知に変換するプロセス
・連結化(Combination)
 形式知同士を組み合わせて新たな形式知を創造するプロセス
・内面化(Internalization
 利用可能となった形式知を基に、個人が実践を行い、その知識を体得するプロセス



フィールドワークの概要

本年度は、大分県日田市大山町の第三セクター企業(株)おおやま夢工房が経営する
「豊後大山 ひびきの郷」を訪問します。

大山町(当時大山村)は我が国の一村一品運動の発祥の地として知られ、国内各地のみならず、アジア諸国からの視察も頻繁に受けています。「桃栗植えてハワイに行こう」のキャッチフレーズはあまりにも有名です。

大山の梅は知る人ぞ知る名品で、大山産梅酒は全日空ファーストクラスをはじめ、全国の至る所で高級品として扱われています。また、梅干しオリンピックを自ら開催し、紀州梅にこてんぱんにされた経験を乗り越え、ついには世界チャンピオンにも輝いています。さらに、次々と新製品を開発し、梅ビジネスのメッカとなりつつあります。大山には挑戦の物語がゴロゴロしています。

今回、大山町の伝統である挑戦の歴史を学び、さらに、大山町の方々とともに、新たな梅ビジネスの方向性を考える機会を得ることができました。これは、平成 22 年度のナレッジマネージメント実践論を当地で開催し、町の活性化プロジェクトを提案したことに起因しております(この様子は西日本新聞・大分合同新聞にも紹介されました)。


おおやま夢工房の経営理念や戦略について、お話を聞かせていただきながら、受講生から新たな商品戦略やイベント戦略の提案がでてくれば・・・。



教職員の方のオブザーバー参加も大歓迎です。参加希望の教員の方は、支援室までメールを送付下さい。

他学府の院生の参加も制限いたしません。講義科目として単位授与可能かどうかは、部局によって異なりますので、支援室に確認ください。

講義に関する質問等は、支援室までメール
でお願いします。宿泊は難しいが受講したい等の相談にものります。



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大山と言えば、最近こんなことが話題に(大分合同新聞の記事より)。



   


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