「生物産業界を担うプロフェッショナル育成」:九州大学大学院生物資源環境科学府

ベンチャー企業で社長業務に密着!

ベンチャー企業へのインターンシップで学んだこと

修士 1 年 宮前 博一



今回のインターンシップに当たっては、大学の研究と、企業活動としての仕事の違いを発見したいという目的を持って参加しました。その結果、2 週間という短い期間ではあったものの、企業の面白さと辛さの両面を垣間見ることができました。特に、私はベンチャー企業(バイオマテリアルイン東京:BITS)へのインターンシップでしたので、ビジネスの全体象を広く見渡しながら、様々な業務を体験することができました。

まず、企業では仕事を進めるうえで、融資や資金が大変重要であることに驚かされました。たとえ事業の構想や計画が魅力的なものであったとしても、BITS 等のベンチャーが融資を受けるは容易でないのです。日本は、ベンチャーという新しい芽を育てる意識がまだ不十分であり、行政が率先してその環境整備を推進する必要があるのではないかと感じました。また、少しでも横断的な課題が発生した際には、縦割り行政の弊害ゆえに議論が先に進まない状況が多く、運転資金の問題のみならず事業運営を困難とさせている原因であることを実感しました。この 2 週間、様々な立場の方とお会いすることもできました。どの方も経済だけでなく、政治や社会情勢に対して敏感であり、新しい情報に対するアンテナを常に持っておられました。私は、あらゆる情報はビジネスと無関係でないことを教えられました。

BITS はバイオ技術に重点を置く企業であり、地域に眠っているバイオマス資源の活用を推進しています。これは、天然資源の乏しい日本の将来のエネルギー戦略の重要なカギになると思いますし、BITS は前人未到の技術開発に果敢に取組むベンチャー企業として、今後も大いに成長が期待できるのではないでしょうか。私は、今回のインターンシップを通して初めて、大学の研究活動にはないような、企業として社会を動かしていく面白さややりがいを体感しました。これが企業としての仕事の意義であり、この 2 週間は、私の視野を広げる大変貴重な機会となりました。今後の大学生活において、机上の勉強や研究だけでなく、総合的な人間力を高めなければならないと改めて感じました。

最後に、このインターンシップを成功させるために協力して下さった先生方及び忙しい中お世話をして下さったBITSの皆様に深く感謝し、この貴重な経験を、今後の就職活動だけでなく、社会に出てからも生かして頑張りたいと思います。


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大学研究から芽生える科学技術イノベーションがいかに社会イノベーションにつながっていくか、これが我が国の今後の課題になるような気がしています。大学の中にいるとなかなか気づくことができない社会イノベーションについて、多くのことを学んできたのではないでしょうか。さらに、それらを恒久的に動かしていくために重要となる儲けを発生させる仕組み。ここに至っては、大学にいては感じることができませんよね。

ベンチャー企業の意味や立場など、多くの気づきを得てきたようですね。正直、私が経験してみたい内容です(笑)。宮前君がそのままベンチャーへの道を進むかは別として、キャリアパスやキャリアディベロップメントについて、多くのことを学んだのではないでしょうか。

生物産業創成学コース支援室長 割石






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